エコリュクス最先端:「ファブリカ」と「ファブリカ展」を訪ねて

取材・文:原田幸子(カルチャージャーナリスト)
協力:ベネトン ジャパン株式会社

ファブリカって何?

ベネトンのコミュニケーション・リサーチ・センター、「ファブリカ」ベネトンのコミュニケーション・リサーチ・センター
「ファブリカ」

 世界中の若手クリエイターたちが憧れるクリエイティブ・ラボが、北イタリア、ヴェニスにほど近い小さな町、トレヴィゾにあるという。その名は「ファブリカ」。この町に生まれ、この土地で大きく育ったファッションブランド・ベネトンが1994年に開設したコミュニケーション・リサーチ・センター。世界中から選抜された20代のクリエイターを招聘し、写真、映像、グラフィック、編集、インターネットなどを通じて一年間協働しながら新しいコミュニケーションのテーマと方法を模索していくことが、活動の主軸となっている。社会的に発言する広告や、常に問題を提議する雑誌『COLORS』の発行などを通して、ベネトンの革新への姿勢は、時代をリードする企業としてのポジションを不動のものにした。

ベネトンの新しいクリエイティブのエンジン・ルームとして機能するファブリカで学び発信したいと、毎年1000人近い応募があるそうだ。厳しい審査を突破して在籍するのは50人近くのクリエイターたち。最近はエコに関するテーマも増えたという。ファブリカから発信されるクリエイティブなエコとは何か。探りに行ってみた。

エコリュクス最先端:「ファブリカ」と「ファブリカ展」を訪ねて